無財の七施

1、優しい眼ざし(目)

 

2、思いやりに満ちた言葉(口)

 

3、温かな笑顔(顔)

 

4、他人の悲しさがわかる心(胸)

 

5、荷物などを持ってあげる(手足)

 

6、席を譲ってあげる(尻)

 

7、寝る場所を提供する(背)

 

 

釈迦のお話です。

目の見えない弟子が

「針に糸を通す」事が出来なかった。

 

『どなたか、私に施しをし功徳を積んで、

しあわせになりたい方はいませんか』

と弟子が呼びかけた。

 

通りがかったある人が、

『私にやらせてほしい』

それは釈迦だった。

 

 

お師匠にはそんなお願いを出来ない

と言った弟子に

『なぜだ。なぜ私ではいけないのか。

私だって幸せになりたいのだ。

私だって、もっと幸せになりたい。』

と言った。

 

 

「施し」をすることは、

「他人のため」

ではなく、

「自分のため」

であった。

 

*小林 正観

 

たきがみ博士
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  旬(ときめき)亭

  亭主 たきがみ博士