なんのために、それをするか

人生の岐路に立たされた時

多くの人が物事を選択する基準の多くは

「損か得か」です。

 

でも

自分の利益だけを考えるのは 実は損の道あり、

本当は私欲や損得勘定が無い方が 長期的には、

うまくいくので得という皮肉な真理があります。

 

自分の得だけを考えるのは、

一見 効率的に見えて、実は損なのです。

たとえば 商売上手な人は、まずお客様に喜んでもらい、

満足してもらうという 遠回りを厭(いと)いません。

また 遠回りしないと 見えない景色もあります。

その遠回りをしているうちに、利益がだんだん大きく育ち、

やがて自分のもとに返ってくるからです。

 

だから

何かを新しく始めるとき、

物事を選択するときに大事なのは、

「損か得か」を頭で考える よりも、

「なんのために、それをするのか?」を明確にし

【覚悟】を決めよ ということです。

 

「どうやったらうまくできるだろう」

という理屈を考える前に、

「最後まで やり遂げてやる」

という覚悟をもつことが 大事なのです。

 

「何が得られるか」は後、

「自分がやる理由」が先です。

 

現在は情報過多の時代です。

最近は、わからないことがあれば、

すぐにインターネットで調べる癖のせいか、

あまりに多くの情報がありすぎて、

ああでもない、こうでもないと

頭で いろいろ考えてみても、

出てくる考えは 月並みなものだし、

結局 行動には 結びつきません。

 

大事なのは、考えるよりも、

まず【覚悟を決める】こと。

 

その覚悟をもって、

素直な心で進めば、

物事は いい方向へ

気持ち良く進んでいくものなのです。

 

*大樹

 

たきがみ博士
たきがみ博士

  旬(ときめき)亭

  亭主 たきがみ博士