いいかげんがいい

いまを楽しんで活きる 

 

無理しない、こだわりすぎない、よくばらない、つっぱらない 

 

頃合い、融通をきかせる、ほどほどに 

 

 

 

ワークライフバランスという言葉がある。 

仕事と生活を50パーセントずつ大切にする。 

なんとなく、ちょっと引けた感じがする。 

こういうの、ぼくは嫌い。 

仕事も生活も丸々楽しみたい。 

 

いい生活が、120パーセントの仕事の成果を生む。 

いい仕事が、120パーセントの心豊かな生活を生み出す。 

これがワークライフシナジー。 

ワークライフバランスとはちょっと違う。 

仕事と生活が、相乗効果を生み出すのだ。 

これが、ぼくの言ういい加減な生活。 

 

いい加減な生き方を日本人は嫌ってきた。 

いい加減を超えて、もっともっとがんばらないと許されない。 

とことん、最後の汗の一滴まで出し切らないと認めてもらえない。 

 

豊かになったけど、幸せを感じにくい国。 

幸せになるために生きているのになあ。 

 

生きるために、仕事はとても大切。 

その仕事を支えてくれる、いい生活が必要。 

いい生活があると、いい仕事が生まれる。 

これが、いい加減な関係だ。 

勇気をもって、いい加減に生きていく。 

 

 

*「いいかげんがいい」鎌田 實 著 より 

 

たきがみ博士
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  旬(ときめき)亭

  亭主 たきがみ博士